ニーゴーマルチ
2020-03-26


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4スト250ccのカテゴリーで、久しぶりに4気筒エンジンを積むバイクが復活するらしい。ちょっと前まで250ccクラスはどのメーカーも単気筒もしくは2気筒しかラインナップしてなかったんだけど、なんとカワサキが4気筒のニューモデル、Ninja ZX-25Rをラインナップに加えるらしい。

今から30年前は空前のレプリカバイクブームで、4気筒250ccのレーサーレプリカモデルを国産メーカーがラインナップしていた。カワサキの250ccマルチシリンダーと言えば当時最後発だったZXR250を思い出すんだけど、Ninja ZX-25Rは本気のデザインでまさに現代版ZXRといった印象。ZXRはライバルに先駆けて減衰力調整機構付きの倒立フォークを採用していたんだよね。あとカウルからタンクに突き刺さるザクのようなホースも印象的だった。あのホースってラムエア用だと思うんだけど、ちゃんと機能してたのかな?

高回転でパワーを絞り出す250マルチだけど、個人的に250ccに4気筒は流石にバランスが悪いと思う。排気量も1気筒当たり60ccちょっとと、ヤクルトのボトルくらいという小ささ。旧ZXR250のレッドゾーンは何と19,000rpm(レブリミットは2万1000回転!)と、ロードスターと同じ内燃機関とは思えないほどの高回転ユニット。250マルチのバイクってジェット機のようなキーンっていうメカノイズがするんだよね、やかましい音の割にバイクは進んでないという(笑)

排気量が小さいので、単気筒や2気筒のエンジンに比べると嵩張るし重量も増える。パーツが小さいので慣性モーメントが小さく、ストロークも短いので高回転まで回せるんだけど、1気筒当たりの排気量が極端に小さいので効率は悪くなる。要は最高出力重視の尖がったエンジン。パワーバンドを外すと高回転まで吹け上がるのに時間が掛るので、高回転を維持して走るテクニックが求められる。

...もちろん俺にはそんなテクは無かったので、レッドゾーンまで引っ張るよりも早めにシフトチェンジした方が速かったんだけどね (^^;

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