チューニングECU
2020-02-18


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今からさかのぼること20年余の90年代後半、車の性能を高めるお手軽チューンとしてROMチューンが大ブームになった。レブリミッター解除やブーストアップなど、スポーツカーチューニングの定番メニューの一つとなった。昭和の終わりから平成の初め頃に登場したクルマは8ビットCPUを搭載していて、比較的容易にROMチューンをすることができた。

燃調や点火時期を自在にコントロールできる一方で、当時のROMチューンは全域に渡り燃料を濃くしただけなど、まともなセッティングをしていない粗悪品も多かった。インターネットもまだ黎明期で、一般の人にはどのチューナーが信頼できるか判断する術もなかった。効果のない粗悪ECUをつかまされた人も少なくなかったんじゃないかと思う。ロードスターも例外では無くて、怪しげECUが15万円とかで売られてた。信頼できるショップが無かったという理由から、マツダスピードB-SPECを選択した人も多かったんじゃないかと思う。

ヤフオクを見ると、今もチューニングROMが出品されている。きっと当時とは違ってマトモなROMなんだろうけど、そうだとしても現車合わせ無しにROMをポン付けするのって怖い。俺がROMを提供する側するなら絶対トラブルを起こさないであろう安全マップにするので、ROMチューンの効果は体感できないと思う。それでもノッキングが怖いよね、やっぱポン付けはあり得ない。パワーアップ目的ではなくて、燃費を含めたエンジン制御の最適化が目的ならポン付けROMチューンも有りかもしれないけどね。

特に圧縮比が高くなるとポン付けは怖い。マイNA6のROMチューンの目的はパワーアップじゃなくてノッキング防止だったりもする。圧縮比が11超えたらポン付けROMは止めた方がいいと思う。
[ロードスター]
[ロムチューン]

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