価格帯
2016-10-13


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この記事はとても興味深いね、ズバリ的を得ているような気がする。NSXって凄く出来がよくて速いスポーツカーに仕上がっているようだけど、現実的な生産台数を考慮して価格を設定した結果、完全にスーパーカーの価格帯に入ってしまった。果たしてフェラーリやランボルギーニと真っ向勝負して勝算はあるのだろうか?少なくともフェラーリやランボルギーニはライバルとは思っていないと思う。

フェラーリのハイブリッドスポーツ「ラ・フェラーリ」は1億6000万円、それに比べるとNSXは超ウルトラスーパーリーズナブル。だけどこの手のスポーツカーを買う人が値段やコストパフォーマンスでクルマを選ぶとは思えない。大事なのは絶対的な性能と圧倒的な存在感。いくらホンダが尖がったスーパーカーを作ったところで、ミニバンを作っているホンダが作ったスーパーカールックなスポーツカーとしてしか捉えてもらえない。ずっとスーパーカーしか作っていないフェラーリやランボルギーニとはブランド力がぜんぜん違う。

新型NSXってホンダの従業員が作ってみたかった車なんじゃないかと思う。スポーツオタクの開発陣が理想を追求してデザインした結果、大衆車メーカーが作ったとは思えない凄いスポーツカーが出来たけど、価格はスーパーカーの領域に足を突っ込んでしまった。開発したホンダの従業員は買おうにも高くて手が出せないし、NSXの既存ユーザを含むホンダファンにとっても手の届かない存在。一体誰のために作った車なのか分からない、ある意味実にホンダらしいクルマだと思う。

国産メーカーは現在のGT-Rの立ち位置、1000万円前後のスーパーカーを作るのが身の丈に合っていると思う。サラリーマンでも無理すれば買えるカモと夢が見られる値段、そしてスーパーカーをも凌駕する性能というのが一般的なスポーツカーファンへの訴求力が高いんじゃないかと思う。

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